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カッコウの卵は誰のもの

 『カッコウの卵は誰のもの』は、ミステリー作家・東野圭吾の作品。東野圭吾の作品は基本的な水準が高いという印象が強いんですが、今作も例に洩れず全体的によくできていました。

 今作は殺人事件がテーマではなく、どちらかといえば人間ドラマがメインになっています。キーワードは父と娘でしょうか。今まで読んできた著者の作品は殺人事件を題材としたミステリが多かったので(たまたまそうだったのかもしれません)、多少毛色が違います。犯罪者と被害者という単純構造ではないですし、探偵役が犯人を突き止めていく話ではありません。
 
 今作は、ストーリーの核心がわかってしまうと、あまり楽しむことができないのではないかと思いますので、今回は東野圭吾という作家について私のイメージを書こうと思います。

 今日ミステリがどれくらいの人に読まれているのかわかりませんが、東野圭吾は近年のミステリ作家の中でもそれなりに知名度が高い方に位置するのではないかと思います。著作にドラマ化された作品が多いですし、本を読まない人でも作品に触れる機会がある。最近では新参者がドラマ化されましたし、他に有名どころではガリレオシリーズもあります。なかなかに著作が多いため、初見の人はどれを読めばいいか戸惑うかもしれませんが、そんな人は基本的に知名度が高い作品かシリーズもの、または評判のいい作品を選んでおけばいいかと思います。私はあまり熱心なファンというわけではないので、刊行された著作の半分も読んでいませんが、今のところ大きな外れを引いたことはありません。

 実は著者の本を読むのはかなり久しぶりで、容疑者Xの献身以来だったんですが、やはり東野圭吾は安定感がありますね。著者がどのような作家かと聞かれたら、私は『器用な作家』と答えます。どの作品でも読めないレベルのものはないし、大きくはずすこともない。

 それは逆に言ってしまえば、読者の予想を超えて、想像以上のインパクトを与える作品があまり提供されないということでもありますが、小説を娯楽として楽しむ人には最適な作家だと思います。
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