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宮城谷昌光 『管仲』 感想

〇雑感
周の繁栄も遥か昔となった春秋時代初期の頃の物語。周の終わりから春秋戦国に入るまでの時代の流れは全くわかっておらず、どのような人物がいて、どのような歴史があるのか知りたいと思っていたので、この作品に手を出した。タイトル『管仲』は、時代に冷遇されながらも、最終的には斉(太公望が建国したと言われる国)の宰相の座につき、斉公が覇者となるまで国を支えた管夷吾のことで、この物語では彼がどのような人物であり、そして彼を宰相に取り立てるきっかけとなった鮑叔牙とはどのような人物であったのか、ということが中心に書かれている。

管仲の偉大さを魅せるために書かれたからか、彼への露骨なよいしょが目立つものの、管仲自身は自己評価が高すぎず低すぎず、という出来た人間であることに加え、その境遇は不遇に塗れたものであることから、反感は抱きにくいし、また当の管仲は自分よりも朋友である鮑叔牙のことを高く評価してくれるので、むしろ親しみやすい人間として描かれており、管仲・鮑叔牙のどちらとも好ましく感じることができた。史料がないとねつ造になるから書けないということなのか、終盤の畳み方の駆け足っぷりが相変わらずなところは気になるものの、これもまた面白い作品だった。

〇アマゾンへのリンク
 
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漫画、ラノベ、ゲームなどのネタバレ感想記事を書いています。ネタがあるときはコラムみたいなものも書きます。あとアマゾンアソシエイトに参加してます。以下定型文。「このブログはAmazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」

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