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蒼海ガールズ 1~3巻 感想

 GA文庫から発売中の『蒼海ガールズ』の感想です。著者は白鳥士郎。全3巻で完結済み。のうりんを読んで過去作に興味が湧いたついでに購入したらヒット。のうりんのときも思いましたが、なんというか、見事に嗜好が合致してる気がします、この作者。

 内容。男の子が一家の宝物のように大事にされている『女の子だらけの帝国』に亡命しようとした王子が、女装しながら船の上で戦う海戦ファンタジー。著者のやりたいことやるために用意したとしか思えない設定が実に清々しいですね。ここまで開き直って設定を取り入れちゃうのも一つの手段だなあと逆に感心しました。展開もラノベにありがちなご都合主義というか、色々力技ですが、そこはご愛嬌。まあ、それほどに矛盾は感じないと思います。
 特に珍しい点は陸戦ではなく海戦メインというところですかね。船に乗った経験がほとんどないので、少しイメージの湧いてこない場面もありましたが、描写面での不満はなし。きっと調べながら書いたんだろうなあと思わせる文章に好感が持てます。キャラ面でも満足しました。客観的に見て主人公の設定が一番奇抜なのに、周りの女の子たちの性格の方が断トツでぶっ飛んでるというギャップが面白い。主人公がなよなよしてる虚弱キャラじゃなかったのもこのジャンルとしては珍しかった。女の子たちに守られるだけの小動物キャラではなく、いざというときには敵と戦い、きっちり男の子してました。主人公はヒーローかつヒロインであり、あくまでも女装した男の子というスタンスを崩さないところに著者のこだわりを見た気がします。

 『まだ続けられたけど物語のキリがいいからもうやめる』的なあとがきを読んだときは多少脱力しましたが(そんなことチラシの裏に書いて胸にしまっておけよと言いたくなります)、読んでて面白い作品でした。のうりんほどパロディ臭は強くないかわりに、女装ネタが読む人を選びそうなので、誰にでも進められるかといえばやっぱり難しいものがあります。
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